はじめに HSPってどんな人?神経が細やかで、感受性が強い性質を生まれ持った人のことです。人一倍繊細な心の持主で、光や音・匂いに敏感な人のことをいいます。また、不安や恐怖を感じやすいです。相手の気持ちを察知して行動したり、物事を深く探求できる反面、ささいなことで動揺したり、ストレスをためてしまうこともあります。1.HSPの特徴HSPには、特徴的な4つの性質「DOES(ダス)」があります。Ⅾ:Depth of Processing 深く処理をするひとつの結論に対して深く処理する傾向があり、時間をかけて結論を出すO:Overstimulation 過剰に刺激を受けやすい騒音・強い光などさまざまな刺激を受けやすいため、処理する情報が多く疲れやすいE:Emotional response and empathy 全体的に感情の反応が強く、共感力も強い共感力が強いため相手の喜びや悲しみなどの感情を察知しやすいS:Sensitivity to Subtleties 些細な刺激を察知する相手の気分や感情など、他の人が気づかない些細なことにも気づくHSPの人は、感覚的な刺激に対して無意識・反射的に対応する脳の部位、「偏桃体」の機能が過剰に働きがちで、HSPではない人と比べて刺激に強く反応し、不安や恐怖を感じやすいです。相手の気持ちを察知して行動したり、物事を深く探求できる反面、些細なことで動揺したり、ストレスをためてしまうこともあります。2.もしかして私ってHSP? HSPの特徴を知ろうHSPの人は、下記のようなことを感じたり、悩んだりすることが多いでしょう。同じような悩みを持っているのであればあなたはHSPなのかもしれません。【HSPの人が抱える悩み】身近な人に内気あるいは繊細と言われたことがある。短い時間にたくさんのことを求められると混乱してしまう。生活の急な変化に弱く、動揺してしまう。騒音・強い光・強力なにおいなどの影響を受けやすい。芸術や音楽などに触れると大きく心が揺さぶられる他人の気持ちに振り回されやすく、対人関係に疲れがち忙しくなると干渉を受けにくい静かで、暗い場所に引きこもりたくなるちょっとしたしたことで驚いてしまう良質な香り・味・音に触れるのが好きである自分の周りで問題が起こると動揺する3.HSPと上手く向き合おうHSPは病気や障害ではなく、生まれ持った特性なので治療が出来ません。ストレス感じ、過敏になり、生きづらさを感じる人も多いでしょう。自分の行動や環境を変えることで対処しましょう。HSPは刺激に対して過敏に反応してしまうので、刺激の少ない環境に身を置き、刺激そのものを避けましょう。①好きな音楽を聴く②マスクをする③心地良いものを身につける④眼鏡もしくはアイマスクをする「HSP…」だからとネガティブに考えるのではなく、生まれ持った才能として自信を持ちましょう。また、生きづらさを感じるなら「HSPである自分に困ってることはないか」ということを知るのが大切です。その困りごとや辛さを取り除くために行動や環境、自分の特性に合わせた対処法を考えて、人生を豊かにしましょう。4.HSPで仕事が続かない?HSPで仕事が続かないは大丈夫!!それはあなたを守るためだもの。HSPの人の中には仕事が長続きしないという不安で、自分を追い込んでしまう人もいるかもしれません。ですが、HSPの人は仕事が続かなくても大丈夫!!仕事を辞めることは、ストレスから解放され、自分自身を守るために最も大切なことだからです。・人間関係が上手くいかず、そこにいるだけで不安・休み明けが怖くて、休日も心が休まらない・残業続きで、精神的に苦痛このような環境で仕事を続けると、ストレスが限界に達し、うつ病や精神病にかかってしまう場合があります。無理してストレスのある環境で働く必要は全くなく、自分に合った職場や環境で働くことが大切です。仕事を辞めることは、決して逃げではありません。自分に合った働き方を見つけて、ストレスなく楽しく、仕事をしましょう。次項では、HSPの方に合った職種を解説していきます。5.HSPの人に向いてる仕事ここではHSPの人に向いてる仕事を5個解説していきます。向いている仕事 ①地方公務員地方公務員は、都道府県や市町村に勤め、人々の生活を支える役割を担っています。主に人々が暮らしやすい環境作りをしたり、サービスを提供するお仕事です。地方公務員の特徴は以下の2つです。達成に追い込まれる目標がないルーティン業務が多いHSPの人は目標達成に追われる仕事や変化の激しい仕事に弱く、ストレスを感じやすいです。地方公務員であれば、ストレスなく働けるのではないでしょうか。向いている仕事 ②事務不特定多数の人と関わることが苦手な人はPC業務の多い事務がいいでしょう。事務職の特徴は以下の2つです。仕事にマニュアルがあり、新しい仕事が少ない細かな仕事が喜ばれる多くの仕事がマニュアル化してあるため、ルーティンが多い仕事となっています。新しい仕事も多くないため考えすぎて疲れることも少ないでしょう。また、仕事の正確さを求められるため、一つのことに丁寧に取り組めるHSPの人には向いているお仕事と言えるでしょう。向いている仕事 ③マーケティングマーケティングは、商品が売れるような仕組みを構築する仕事です。その為、全てのプロセスについて深く考える力求められます。マーケティングの特徴は以下の2つです。膨大な数値のデータを扱う新しい施策を考えたり、共感力・発想力が必要になるこの仕事では、データを細かく分析するため、正確性や緻密さが重要です。HSPの人は少しの情報からでも深く考えられるうえに、正確さを持ち合わせているので、この仕事に向いてると言えるでしょう。向いている仕事 ④プログラマー設計されたプログラムの仕様書に基づいて、システムが作動するようにプログラミングをする仕事です。プログラマーには以下の2つの特徴があります。人よりパソコンと接する時間が長いプログラムを書き上げる根気の良さが必要人と関わり続けると気疲れします。そのため、人よりもパソコン向き合う時間が長いプログラマーの仕事は、気疲れしやすい面をカバーできます。論理的思考が必要なため、この仕事が向いていると言えるでしょう。向いている仕事 ⑤インフラエンジニアインフラエンジニアは、サーバーやネットワーク環境の構築、運用保守を行います。インフラエンジニアの特徴は以下の2つです。ITサービスが成り立つ基盤の設計・構築・運用が仕事プログラマーの中でもさらに高度な知識や能力が必要となるこの仕事は裏方に回ることが多く、人と関わることも他の職種と比較してあまりありません。ITに興味ある人は、最新の知識や技術がインフラエンジニアに向いていると言えるでしょう。最後にあなた自身がHSPであるなら、ご自身の特性を理解し活かせる仕事を探してみましょう。また、無理なく仕事を続けられるよう体調管理に気を付けましょう。いかがでしたでしょうか?こんな記事が読みたい!といったリクエストがあればぜひお問合せからご要望お待ちしています。